クリニックブログ BLOG
24.05.14
こんにちは衛生士の石川です。
今回は歯肉炎から健康な歯肉へ改善した症例になります。
—–歯医者が苦手な30代の男性—–
ブラッシングで出血がある🩸
歯科でのクリーニングは苦手🙅♂️
初診時の写真です。
正面と左右の噛み合わせた状態の写真です。前歯の歯ぐきの炎症が目立ちます。特に深い歯周ポケットはありませんがこのままだと歯周病へ進んでしまう可能性があります。
下の写真は右下7番目の内側の写真です。よく見ていただくと黄色い汚れがべったりと付着しています。これは昨日や今日でついた汚れではなく数日汚れが重なってできた成熟したプラークになっています。
下の段の写真は細い器具で歯肉溝を広げて確認をしたものです。歯肉溝の中には汚れが石灰化した塊が付着しています。
これは、歯肉の溝にできる縁下歯石というものです。
むし歯、歯肉炎、歯周病の違いと、このまま放っておくと歯肉炎から歯周病へ移行してしまうこともお伝えしました。
—–治療計画——
①ブラッシング指導(TBI)
②歯石除去(スケーリング)
③縁下歯石除去(SRP)
①TBI
初診時の写真を見てもわかるようにプラーク(歯垢)が多いため、まずはブラッシングから頑張っていただきました🪥
ブラッシング圧がとても弱く磨いているけど汚れが落ちないという印象でした。
下の写真をご覧ください、ブラッシングのみでの変化です。上段がブラッシング方改善前、下段がブラッシング方改善後です。(上の前歯のむし歯治療済み)
ブラッシングの方法を改善しただけですが少し歯ぐきの炎症が落ち着いてきました。(クリーニングはまだ行っていません)
ブラッシング方を改善するだけでも歯ぐきの状態が少し改善されのです!ブラッシングって大切なんです🪥
②スケーリング
歯医者さんが苦手ということでTBIと歯石除去を4回に分けて行いました。毎回ブラッシングの確認を行いました。
③SRP
痛みに配慮しながら歯肉溝の中に付着している縁下歯石の除去を行いました。
次の写真は上段が初診時の写真、下段が歯周基本治療後の写真です。
次は、左側が初診時の写真、右側が治療後の写真です。
歯ぐきの炎症は消失してキレイに引き締まってきました。よく見ると少しブラシが当たってないかな… と思われる部分もありますが、現在も治療後の改善した歯ぐきの状態を維持されています✨✨
今回の治療は特にブラッシング方法の改善に時間をいただきました。
患者さんは、セルフケアを根気よく頑張ってくださいました。インスタ、ブログの掲載をお願いした際には快くお返事をいただきました。
ありがとうございました。
まずは、なんと言っても歯磨きが大切🪥
最近の研究で、新型コロナウイルスとその受容体であるACE2の結合をラウリル酸ナトリウムなど歯磨き粉の成分の一部が抑制するという実験結果が公表されたそうです。
新しい時代にウイルス感染を意識した観点が追加されたものになります。
【文献】
1)Makino RT, et al:bioRxiv. 2021. doi:https://doi.org/10.1101/2021.03.19.435740
たかが歯磨き、されど歯磨き🪥
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インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと噛める歯を取り戻す治療法です。
失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。
審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニヤなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。