クリニックブログ BLOG
19.01.23
歯科医師の芳金信太郎です。
今回は30歳代男性の前歯の治療についてお話しします。
今回は前歯の色を改善する治療を行いました。
画面向かって左側に黒っぽく見える歯は既に神経がとってあり
裏側からアマルガムという薬が詰めてありました。
アマルガムとは歯科用水銀アマルガムのことです。
アマルガムに関しては日本保存歯科学会の検討委員会の報告
欠点でもある、
①金属色 ②歯に付かない ③水銀を使用している
という点から現在は学生教育として教科書にあるものの、実際に実習等で習うこともなく、
実際に使用することはありません。
(歯科用の水銀は無機水銀のため有機水銀(メチル水銀)とは違い安全です)
今回は最終的にオールセラミッククラウン(陶器でできた被せ物)で修復をする計画になりました。
シンプルに考えると、そのまま被せ物をしてしまえば、時間的にも早く終わりますが
意外と多いのが歯の根が腐っていてて歯茎からニキビのような腫れ物が出ることがあります。
そうなるとせっかく被せたものを除去する必要がありますので、
出来るだけ新しい被せ物をする前には歯の根の治療を行います。
前回のブログでもお伝えした論文の一部です。
Gorni FG, Galliani MM: The outcome of endodontic retreatment: a 2 year follow-up. JOE, 30(1):1−4、2004
解剖学的形態維持 根尖病変なしの場合 成功率は91.6%
今回早い段階で根管治療すれば成功率は91.6%!!!ならばやっておいたほうがいい!
もちろん、ラバーダムと顕微鏡(マイクロスコープ)、そしてMTAシーラーを用いました。
あその後ファイバーコアという材料で土台を作った後にセラミックで歯を作成します。
とても綺麗に色をしており、自然感があり、そして汚れにくく、歯との接着も強いため外れにくく隙間から
虫歯にもなりずらいのがセラミックです。
1本の歯が少しでも長く機能し続けるよう、最善最先端の治療を提供していきます。
岩崎歯科医院
歯科医師 芳金信太郎
インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと噛める歯を取り戻す治療法です。
失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。
審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニヤなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。