クリニックブログ BLOG
23.02.15
こんにちは歯科衛生士の石川です
定期検診では、むし歯などないかをチェックしてクリーニングで歯石(汚れが石灰化したもの)を取ってお口の中を清潔に保っていただいていますね。〜今回は歯石の種類(縁上歯石と縁下歯石)についてお伝えします〜
◆縁上歯石とは…
ご自分で鏡で見ることができる、舌で歯を舐めた時にザラザラした感覚などでわかります。色は、乳白色や黄白色をしています。
歯垢が唾液中にあるカルシウムなどでかたまってしまったもので、歯ブラシでは落とすことができませんが、歯科医院の器具を使えばキレイに落とすことができます。
◆縁下歯石とは…
残念ながら… ご自分では確認することができません。歯科医院で検査を受けていただくとわかります。
縁下歯石は歯茎の溝の中、歯周ポケットに溜まります。色は、黒褐色をしています。健康な歯茎で歯周ポケットがない方には溜まりません、歯周病で歯周ポケットが深くなると歯周病の代表格p.g菌が繁殖して黒い色素を産出します。
また、歯周病で炎症が起こると歯周ポケットでは浸出液や出血🩸が起こりますので、その色素によっても歯石の色が黒くなるといわれています。縁下歯石は非常に硬く、歯茎の溝に溜まるため取り除くのが困難なのです。
しかし、取り除かなければ歯周病が進行してしまうため歯科医院で取り除く必要があります。
下の写真は3年前と現在のものです。黒丸の歯茎の部分をご覧ください。上の写真に比べて下の歯茎が歪な形をしています。そして、色も少し悪いのが伝わります。
歯周ポケットが深くなっていたため、縁上歯石を除去した後に縁下歯石の除去へ治療を進めていきました。
マイクロスコープ(顕微鏡)を使って上の写真の黒丸の部分を見てみました。
❶正面から見るだけでも歯茎の溝に黒い汚れがわかりますね👀
超音波スケーラーで5ミリほどある歯周ポケットに溜まっている縁下歯石を除去している様子です。
患者様には縁下歯石を除去している動画をみていただきました。患者様は「こんなことになっているとは知らなかった…。こんな様子を見たのははじめてだ。全部きれいに取って欲しい!」とおっしゃっていました。
私たち歯科衛生士がマイクロスコープを使うことによって今まで知らなかったことをお伝えする事ができる。何より、目で見て感じていただけることが素晴らしいと思っています。
今後はブラッシングなどのセルフケアをしっかりと頑張っていただき出血のない健康な歯茎を手に入れていただきたいです。
一緒に頑張りましょう。
岩崎歯科医院
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四日市駅徒歩3分 近鉄四日市駅徒歩10分
インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと噛める歯を取り戻す治療法です。
失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。
審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニヤなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。