クリニックブログ BLOG
25.01.23
こんにちは歯科助手の宇佐美です🌿
先日名古屋星ヶ丘の渡辺小児歯科の平場先生にお越しいただき小児歯科のセミナーを開いていただきました。
今回のブログは特に小さなお子様がいる方に良い情報でなると思いますので最後まで見ていただければ幸いです。
セミナーで学んだ事をお話ししたいと思います。
幼児の姿勢と歯並びは密接に関係しています。
乳歯は生後半年頃から前歯が生え出し、3歳前後で乳臼歯(奥歯)が完成します。
その歯が生える過程での食べる姿勢や離乳食の時期で噛み合わせに大きく影響があると学びました。
良い姿勢と悪い姿勢は具体的には下記の写真をご覧ください。
左の図の子は背筋をピンっと張り足を地面(床)につけており自然と噛み合わせと歯並びが良くなる傾向があります。
一方で右の子は食事の際は猫背になり足をぶらぶらさせている為、上手く噛む力が伝わらず、噛み合わせや歯並びが悪くなる傾向があります。
小学校の椅子がそうであったように座る時に足首、肘、腰が90度になり、頭、肩、腰のラインが真っ直ぐに座る事が理想とされいるようです。
次に肉食動物と草食動物のお話をします。
肉食動物は捕らえた獲物を細断するために歯が牙のように尖っています。
このライオンのような肉食動物はモノを食べる時に尖った牙で細断して飲み込むというスタイルに対して、
馬のような草食動物は歯の形が平になってるので奥歯ですり潰し食事をすると言われています。我々人間はその肉食動物と草食動物二つの構造を持っています。
細断する為の前歯は1歳前後で獲得しますが、すり潰す奥歯の能力の獲得は2歳から3歳頃といわれており、まだ奥歯の生えていない時期に、すり潰して食べるようなものを与えてしまうと、前歯中心で噛んでしまう縦噛みになってしまいます。
理想的には前歯で数回細断して、左右の奥歯で咬合にすり潰し、嚥下(飲み込む)というスタイルがあります。
いわゆる、奥歯でモグモグとすり潰す食べ方が良いとされています。
おやつもポテトチップスや、じゃがりこのような軽く前歯で何回か噛んだら飲み込めてしまうものではなく、干し芋のような繊維性のある食べ物が良いとのことです。
唇を閉じて、モグモグさせることで口腔周囲の筋肉や上唇小帯も伸ばされるのですきっ歯になることやガミースマイルも防げる事があります。
最後に次の図で上は正常な噛み合わせで下の歯並びが過蓋咬合と呼ばれる噛み合わせです。
上下比較して見ると
前歯の噛み合わせが深い為この下のイラストのような過蓋咬合(かがいこうごう)は奥歯に負担がかかり、歯のすり減りや、歯の破損、顎関節症にもなりやすいそうです。
正しい咀嚼運動は奥歯で20〜30回 (スリスリ 横に噛む)ので皆さんもやってみてください!
今回学ばせていただいたので患者様のお役に立てれば嬉しいです!
インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと噛める歯を取り戻す治療法です。
失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。
審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニヤなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。