クリニックブログ BLOG

妊娠と口腔内の環境変化について

カテゴリ:
スタッフブログ

 

ブログ

こんにちは。歯科衛生士の藤井です🪥

 

 

最近は日中の日差しは暖かいですが、まだまだ風は冷たく、暖房が欠かせないですね。

images.jpeg

 

手洗いうがいはもちろんのこと、室内の湿温管理を心がけ、風邪や感染症に気をつけたいものですね。⛄️🍃

9k=.jpeg

 

 

さて今回は妊娠と口腔内の環境変化についてお話をしたいと思います👶🏻

rdesign_13250.png

 

 

🌟妊娠すると母体にさまざまな影響が及ばされます🌟

 

①ホルモン分泌の変化により(唾液分泌量の減少、ネバつきなど)歯周疾患や虫歯がふえる‼️

 

→歯周病菌は女性ホルモンがお好きなのです!

images.png

女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンの血清濃度の上昇にともない、唾液や歯茎の溝から出てくる組織液の中における女性ホルモンの濃度も上昇し、種類によっては10〜1000倍にも増えます。

 

歯周病菌は女性ホルモンを栄養源とするので、女性ホルモンが増加すると歯周病菌も増殖します。

よって、お口の中のトラブルが起こりやすくなります。

 

 

②①により、妊娠性エプーリス(歯肉の炎症性増殖)が起こる‼️

images_1.jpeg

→「妊娠性エプーリス」は妊婦の1〜5%に生じるといわれています。

 

「エプーリス」とはお口の中の粘膜部に部分的に生じる良性のしこりのようなもののことです。

 

「妊娠性エプーリス」は前歯に現れることが多いです。

 

上記の内容はプラークコントロールが行き届いてる人には起こりません。

 

妊娠すると、食生活が不規則になり口腔内環境が悪化しがちなうえ、唾液の変化、体調の変化、つわりなどでいつも通りの口腔ケアができにくいものです。

preview.jpeg

そんな時は無理をせず、できる範囲でお口のケアに努めましょう。

私も水ですら気持ち悪くてとても辛かったです…🥲💧

 

 

🌟つわり時の口腔ケアをご紹介します🌟

images_2.jpeg

 

①気分がよい時にササっと済ませる‼️

 

→体調の良い傾向が多い午前中がおすすめです。☀️

 

 

②食後すぐに水で強めにブクブクうがいをする‼️

images_3.jpeg

 

 

③キシリトールガムやタブレット、洗口剤を利用する‼️

images_4.jpeg

 

 

🌟ブラッシングのポイントも説明します🌟

 

①ヘッドが小さいブラシを使用する(タフトタイプや乳幼児向けの仕上げ磨きブラシ)‼️

→ヘッドが小さい方が奥歯にも届きやすく、ブラシが当たると気持ち悪くなるスポットに触れることが軽減されるのでお勧めです。

images_1.png

 

②味・ニオイが辛ければ、歯磨き粉をつけない‼️

→プラークや食べかすが除去できればOKです!

 

③奥から手前に掻き出すように磨く‼️

→舌👅や奥歯辺りにブラシが当たると吐き気を催しやすくなるのでなるべく回避するべく、シャッシャッと奥から手前に向けて掻き出すように磨くといいです!

 

④お辞儀の状態でブラッシング・うがいをする‼️

images_5.jpeg

 

 

🌟妊婦検診を受けましょう🌟

 

→ 歯周病は早産や低体重児出産のリスクを高めるなどトラブルのもとです❗️

 

妊娠が判明したら市から母子健康手帳が貰えます。

(四日市市の妊婦歯科健診は妊娠中に1回のみ受診可能です。)

安定期である16〜27週の間に受診することをお勧めします。

IMG_0816.jpeg

 

妊婦歯科検診を受診することで、その時に必要な治療が受けられます。口腔内清潔に保ち、トラブルを減らし出産へ臨みましょう。

 

また、結婚したばかりの方、妊娠のご予定がある方も、一度、パートナーとご一緒にクリニックに受診されることをお勧めします。

 

妊娠・出産を経験しているスタッフも多くいるので何か気になることがあればお気軽にお声掛けください♪

 

最後までご覧いただきありがとうございました😊✨

 

参考文献:

『歯科衛生士教本 歯科診療補助論』

『Dr.もDHも!歯科医院で患者さんにしっかり説明できる本』

Instagram @iwasaki0418

JR四日市駅徒歩3分

近鉄四日市駅徒歩10分

 

自由診療について
インプラント治療内容

インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと噛める歯を取り戻す治療法です。
失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。

施術の価格
インプラント(1歯) ¥380,000 ~ ¥400,000(税別) 
相談・検査・診断・治療までの標準料金(※治療内容によって異なります。)
施術のリスク・副作用
インプラント治療は必ず外科治療を伴うため、術後の疼痛・咬合痛・腫脹や出血などを生じる事があります。
施術時、静脈内鎮静麻酔を行う場合、一時的にふらつきが生じる事があります。
上部の人工歯や土台(アバットメント)が外れたり、欠けたりゆるんだりする事があります。
また、インプラントも歯と同様に周囲の骨は歯周病のように吸収を起こすリスクがあるので、術後のメインテナンスは必須です。
審美歯科内容

審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニヤなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。

施術の価格
補綴(1歯) ¥30,000 ~ / 入れ歯・義歯 ~¥250,000(税別) 
相談・検査・診断・治療までの標準料金(※治療内容によって異なります。)
施術のリスク・副作用
【ホワイトニング】
ホワイトニング剤の刺激により、歯がしみる知覚過敏の症状がおこる可能性があります。
【オールセラミッククラウン】
金属などのインレーやクラウンと比べると、強度が若干劣ります。
【セラミックインレー】
部分的に削った箇所に装着するため、歯を削る量が比較的多くなります。
【ラミネートベニア】
強い力のかかる臼歯部などに装着すると、割れる場合があります。
【メタルセラミッククラウン】
金属を全く使用しないオールセラミックと比べると、見た目はやや劣ります。
また、金属を使用するため、歯茎や歯と歯茎の境目が変色してくる場合や、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。