クリニックブログ BLOG
21.09.02
岩崎歯科医院の院長の芳金信太郎です。
本日は、被せ物をする前にしておいた方がいい事についてブログに書きます。
今回は、患者様より「白い被せ物をしたいのですが」と依頼を受けました。
レントゲンを見ると過去に神経を取る治療がしてありました。
岩崎歯科では、できるだけ再治療が少なくなるようにケースによってはCT撮影をご提案させていただく場合があります。
セラミックやジルコニアといった保険診療とは違う、いい材料で治療する場合は特にです。
せっかくいい材料で被せもても数年後に歯茎が腫れてきてしまったり、噛むと痛いという事が起きてしまいます。
その原因は歯の神経の管に原因があったります。
せっかくいい材料で被せたのにまた壊して作り直さなければならない事があります。
そんなことはできるだけ避けたいです!!!
今回CTを撮影して診ると歯の根の先にレントゲンで黒い影(透過像)が見られました。
CTで診断をし、
常にラバーダムを行い、マイクロスコープで見逃されていた管(MB2)を発見し、しっかりと封鎖を行いました。
ここはなかなか肉眼やルーペでは見つけることは難しい管です。
また、口蓋根という内側にある根の先端には残された器具らしきものが映っていました。赤丸で囲まれた部分です。
ここの残された器具を取るのはとても難しいのですが、しっかり取らせていただきました。
こちらはMTAセメントという封鎖生の高いもので根管充填を行いました。
その後、土台をこちらもラバーダム下でしっかり防湿して製作してから
最後に適応の良いジルコニアで被せて終了です。
依頼は被せ物をしたいというものでしたが、実はここがしっかり治療されていないとやり直しになるケースは本当に多いです。
被せ物をする前に重要なことのまとめ
CTで歯の根の先に感染はないかの診断は重要!
ラバーダムやマイクロスコープで肉眼では見えにくい領域の感染をできるだけ駆除すること!
適応のいい被せ物!
これらが条件が良ければ再治療はとても少なくなります。
今度は歯の根の先にできた感染を直接取り除く治療についてまた、後日記載します。
岩崎歯科医院 芳金信太郎
インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと噛める歯を取り戻す治療法です。
失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。
審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニヤなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。