クリニックブログ BLOG
21.02.18
こんにちは。歯科衛生士の中野です。
今回は歯石についてお話しします。
⭐️歯石とは、
不十分な歯磨きのため、プラーク(歯垢)が長期間、歯の表面についているとき、唾液に含まれるカルシウムやリン酸がプラークに沈着して(石灰化)、石のように硬くなったものが歯石です。プラークは、およそ2週間で歯石となります。
その歯石には2種類あり、歯と歯肉の境目より上に付着している”歯肉縁上歯石”と、その境目より下に付着している”歯肉縁下歯石”に分けられます。
歯肉縁上歯石は唾液成分を中心に石灰化をおこすので白から淡黄色をしています。付着しやすい部位は下の前歯の裏側や上の奥歯の外側です。歯科用の器具を用いれば比較的容易に除去できます。
一方、歯肉縁下歯石は、歯肉の中(歯周ポケット内)に沈着し、黒褐色をしており肉眼では確認しにくいのが特徴です。歯肉の中の歯根面に付着しているため、除去も困難であるだけでなく、ポケット内は歯周病菌が繁殖しやすい環境になっています😈放っておけば歯周病が進行してしまうため歯を支えている周囲の骨がどんどん溶かされ、最終的には動揺してきて歯が抜け落ちてしまう危険性があります⚠️
歯肉縁下歯石は非常に強固に歯に付着しているため、除去をするのに時間がかかってしまいます😞
歯石の付着は歯周病の原因となるため、こまめに歯科医院でクリーニングを行い予防をして行く事をおすすめします🪥🦷
また、岩崎歯科医院ではマイクロスコープと呼ばれる歯科用顕微鏡を用いて歯科衛生士がクリーニングを行う事で患者様への負担や痛みの軽減を図っています✨
痛みに敏感な方や不安な方、ぜひ一度ご相談下さい☺️
四日市 歯医者 岩崎歯科医院 JR四日市駅徒歩3分 近鉄四日市駅徒歩10分
21.02.10
21.01.31
こんにちは👋😃
衛生士の石垣です。いつにも増して寒い🌁⛄🌁ですね。
私は、寒すぎて、アイスになってしまいそうです。
図解でわかる❗新型コロナ参照
現在、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大が
騒がれておりますが、
今日は、新型コロナウイルスのパンデミックから口腔内ケアについて考えていきたいと思います。
まず、ヒトの体内にすむ細菌でよく知られているのは、「ビフィズス菌」などの名前で知られる腸内細菌があります。
これに限らず常在菌と呼ばれる人体の細菌のすみかは、
口、鼻、胃、小腸、大腸、皮膚、膣(ちつ)などほぼ全身に及んでいるそうです。
常在菌の種類は1000前後とみられていますが、その種類や組成、密集の度合いは
場所によって異なり、固有の集団である細菌叢(そう)を形成しています。
ヒトはほぼ無菌状態で生まれた後、母親や周囲の環境から細菌をもらい、これが体内で増えていくようです。
SUNSTAR参照
興味深いことに、一卵性双生児の場合も、全く同じ細菌叢のパターンを持つ人はいないそうです。
人体の細菌が作る内なる生態系マイクロバイオームは、遺伝子解析技術の発達に伴い、
細菌全体のゲノムをひとまとめにして調べるメタゲノム解析と呼ばれる方法で詳しく調べられ、
新たな発見が続いています。
電子顕微鏡でコロナウイルスを見ると、膜に覆われた表面に突起のようなものが出ているのが見えます。
この突起が王冠(ギリシャ語でコロナ)や太陽の光冠(コロナ)のように見えることから、「コロナウイルス」という名前が付きました。
日本獣医生命科学大の氏家(うじけ)誠准教授(ウイルス学)によると、
現在、知られているコロナウイルスは約40種あるそうです。
1930年代に鳥、40年代にマウスと豚からコロナウイルスが分離されました。
それ以降、犬、牛、猫、キリン、ラクダなど様々な動物でコロナウイルスの感染が確認されています。
スペイン風邪に罹った兵士で溢れかえるアメリカのカンザス州の陸軍基地(Wikipediaより)
アメリカ歯科医師会研究所の初代所長やアメリカ歯科医師会会長を務めたWeston・Price(1870-1948)は、
100年前のスペインインフルエンザ(H1N1型)のパンデミック時にアメリカ人とイギリス人260人を調べた結果を1923年に『DENTAL・INFECTIONS,Oral・and・Systemic』で報告しています。
それによると、歯科感染症のあった人は、インフルエンザに罹患した群で72%に達し重篤者が多かったが、
感染症が無かった人の罹患率は32%だったようです。
最近は、歯科でも、口腔感染症への対応も、身体の他部位への二次的疾患を誘発する「病巣感染」の予防に繋がると言われています。
腸管などにいるバクテロイデス・フラジリスという細菌が、自己免疫疾患を抑制する機能を持つ
制御性T細胞の誘導に関係していることが2010年に判明しました。
翌11年にも同様の働きをする細菌が確認されました。
何だか難しい話ですね。
ヒトの例ではないですが、肥満を防ぐ遺伝子を
ノックアウトして肥満症にしたマウスの腸内細菌叢を健全なマウスに移植すると、そのマウスも肥満を発症することが確かめられています。
細菌叢の乱れがアレルギー、動脈硬化、糖尿病、多発性硬化症といった様々な病気の発症に関係しているという証拠が見つかっています。
これらの細菌をコントロールすることによって、病気の症状を和らげ、あるいは治療する方法が開発できるそうです。
胃腸にすむ細菌が、健康状態だけでなく、思考や気分に影響を及ぼす可能性も指摘されています。
特殊な環境で育てて消化管に微生物が住みつかないようにした無菌マウスを、
ストレスを誘発する状況に置いたところ、
通常のマウスと比べて、ストレスホルモンの血中濃度が高まったほか、記憶と学習に重要な脳の海馬という領域で、
神経に栄養を与える因子を生む遺伝子の発現が低下するという結果が得られたようです。
つまりは、無菌よりも、ある程度、細菌がいた方が良いようですね。
ですが、皆さん、口の中は、綺麗にしましょうね。
おしまい。
21.01.30
こんにちは。衛生士の山田です。
日常生活の中で上下の歯を噛みしめていませんか?
歯のかみしめやくいしばりは、歯と顎の関節や筋肉に大きな負担をかけます。
またグッと強い力ではなく上下の歯が接触する程度の弱い力でも接触時間が長時間になれば大きな負担になります。
平常の安静時には上下の歯列間に1〜3mmの隙間が
あり、上下の歯が接触するのは、物を噛む時と
飲み込む時だけです。
その時以外に上下の歯を接触させる癖を歯列接触癖
(Tooth Contact Habit)TCHといいます。
TCHがあると顎関節症や歯及び歯周組織の病気
(知覚過敏、歯の破折、歯周病など)につながる
可能性があります。
TCHはパソコンやスマホの使用時、テレビを観ている時などのように何かに集中している時に起こりやすく他にストレスや緊張なども原因であると考えられています。クセとして無意識にやってしまう事なので、自分で自覚することは難しいと思われます。
TCHを止める最も効果的な方法は
唇を閉じて、歯を離すことを意識することです。
唇を閉じて上下の歯を離し顔の筋肉の力を抜くことを意識的に努力して1日に何度も練習して下さい。
また付箋に「上下の歯を合わせない」などと書いてパソコンやテレビの隅に目印として貼っておき
それを見たら上下の歯を離すよう思い出すように
するのも効果的です。
この様な症状があり心配な方はご相談ください。
21.01.21
こんにちは!
大庭です。
今回は、生活習慣と、虫歯について、お話します。
虫歯が多い人は、遺伝的要素よりも、生活習慣による影響の方が大きく関わっています。
食後しばらくすると、口の中は酸性に傾きpH5.5以下になると、エナメル質が脱灰します。しかしさらに数十分たつと、唾液の力で、中性に向かい、脱灰が止まって再石灰化が始まります。
虫歯にならない生活習慣とは、口の中の再石灰化する時間を長くすることです。
決まった時間にまとめて食事をするような生活をしていれば、虫歯になりにくくなります。お菓子やジュースをダラダラと飲み食いする人は、要注意です。
唾液は口腔内のpHを中性に保ち再石灰化に必要なミネラルを歯にもたらすなど、歯の健康に重要な役割をはたしています。健康な人でも、唾液が出なくなるのが睡眠中です。就寝前の歯磨きは必ずするようにしましょう!
インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと噛める歯を取り戻す治療法です。
失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。
審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニヤなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。